2011.02.24
# 雑誌

経済論戦勝ったのはどっちだ!森永卓郎vs.池田信夫 激突120分

日本経済は破綻する?
週刊現代 プロフィール

森永 それはもう、やらせてくれるなら、ぜひ(笑)。

---どちらにしても、日本が危機的であるのは間違いない、と。民主党・菅政権は、この状況に立ち向かうにはあまりに頼りなく、方向性がないように見えます。誰か期待できる政治家はいませんか。

森永 私は小沢一郎さんに期待しているんですけどね。2009年のマニフェストは、バラマキだと批判されたけど、整合性をもっていた。つまり平等社会をつくるために、官僚とアメリカと財界という三大権力と対決しようというのが、あのマニフェストだった。

池田 僕も以前は小沢さんに一縷の望みをもっていました。かつての『日本改造計画』には、これからの日本は個人が独立して自己責任でやっていくべしという政治家の姿勢が出ていた。 ただ、いまとなってはどうなんでしょうね……。

---となると、われわれは自分で自分の身を守るしかなさそうです。どうしたらいいんでしょう。

森永 私と池田さんの一致点は、どのみちこの先、インフレになるだろうということ。それなら、たとえば借金をして家や不動産を買うのは? もちろん、変動金利ではなく固定金利で。

池田 海外投資で資産を逃がしておくとか。円が暴落したら逆に儲かる。

 今の話は冗談に聞こえるかもしれませんが、そうじゃないですよ。先ほど言った最悪のシナリオが、あと何年かで現実になる可能性は高い。もはや日銀がカネをばらまくぐらいのことで解決できる問題じゃない。

森永 そこは最後まで、意見が一致しませんね……。

池田信夫
1953年生まれ。NHK、経済産業研究所上席研究員などを経て、現在は上武大学教授。株式会社アゴラブックス代表取締役。主な著書に『新・電波利権』(アゴラブックス)など

森永卓郎
1957年生まれ。経済アナリスト。経済企画庁、三和総合研究所経済・社会政策部長を経て、現在、獨協大学経済学部教授。近著に『ニュースのウラ読み経済学』(PHPビジネス新書)など

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