ドン 知ってるよ。ネスプレッソ・マシンは長い形のと小さいヤツの2台持ってるんだ。
瀬尾 じゃあ、ドンさんはすでにネスプレッソ愛好家なんですね。2台も持ってる人はそうはいないでしょう。
シマジ あとでネスプレッソの市川マネージャーが来るよ。今回の対談の謝礼としてこのマシンを送ってもらうからね。
ドン 有り難う。最近、ネスプレッソの広報はよくやってると思うよ。ブランドによってはひどい広報がいるからね。私見で言えば、いまのグッチとシャネルは気が利かないな。社長はそこまで分からないから可哀想だよね。
シマジ そうですか。編集の現場を離れてかなり経つから全然分からないなぁ。でもまぁ、広報が気が利かなくても、いいものは残るからね。
ドン いやいや、マスコミ対策ってブランドにとっては重要だと思うよ。
立木 ドンさんはシマジとどこで出会ったの?
ドン 忘れもしない。ハバナ・シガーの旅に行かないかと「シガーダイレクト」に誘われて、成田空港へ行ったときにシマジさんとはじめて会ったんです。あのときは熱が38度以上あってキツかったなぁ。よく熱を出すんで怖いことはないんだけど、でも空港に行く道すがら、「おれはこのまま病院に行くべきなんだろうな」と頭によぎるくらいしんどかった。
シガー旅行のために丸1週間空けるので、スケジュールが押せ押せになって、毎日2~3時間しか睡眠を取ってなかったんです。それが響いて"知恵熱"が出たんでしょう。でも若いころなら39度以上出て、目盛りを振り切ってしまったのに、60も過ぎると38度台しか出ない。きっと歳を取って体力がなくなってきたから、そんなに高熱が出ないんじゃないですかね。
立木 ドンさんは熱に強いんだ。