2012.09.12

羽佐間正雄 第2回 「野糞を盗撮したオヤジを追いかけ回してフィルムを奪い、それでもゴボウ抜きで優勝した”ショーター大事件”」

島地 勝彦 プロフィール

羽佐間 ぼくが実況中継をしていたら、トップを走るアメリカのショーターが沿道の見物人が振っている新聞社の小旗を次々とむしり取っていく。どうしたんでしょうか、何か異変が起こったのでしょうか、というが間もなく、ショーターはコースを外れて畑の草叢のほうに走っていってしゃがみこんだんです。まぁ、はっきり言うと、野糞ですな。

シマジ 小は少しは我慢できるけど、大のほうは切羽詰まると大変ですもんね。

羽佐間 さすが、名前からしてショーターというだけあって早グソでした。

シマジ 一発でポンと出たんでしょうか。

羽佐間 いい質問ですが、カメラはそこまで追わない。早飯とこれは芸のうちでしょう、腹壊してたかもね。草叢から飛び出したショーターはコースに戻り、再び大差の付いた先頭を追いかけはじめたんです。

シマジ その前にショーターが野糞をしている姿をカメラで盗み撮りしたオヤジがいたでしょう?

羽佐間 あっ、そうそう。撮られたショーターは怒りの形相でそのオヤジを追いかけた。オヤジもそのフィルムをどこかの週刊誌にでも売ろうとしたんでしょう。必死に逃げまくるんですが、相手は世界のマラソンランナーです。あっという間に捕まりカメラを奪われフィルムを抜かれてしまった。

シマジ そんな面倒くさい仕事をちゃんとやってのけたあと、またぶっ飛ばして追いかけるなんて、ショーターも凄いヤツですね。

羽佐間 ここがショータイムと思ったんでしょうね。ゴボウ抜きで、抜くだけ抜いて、結局、優勝してしまったんですから驚愕モノです。

立木 普通ならウンが尽きてそのまま終わるところだ。

シマジ うまい! 座布団3枚。