「起業家」というのを、何も特殊な存在だと決めつけずに、数ある働き方の一つとして考えられるようになったらいいと思う。『僕たちの前途』は、そんな真面目な意図を持って書かれた本だ。ドヤ顔で「若者代表」のフリをしていればいいのに、それについつい違和感を抱いてしまう僕の真面目さが発揮された本になったと思う。
(ふるいち・のりとし 社会学者、大学院生、会社役員)
◆ 内容紹介
上場はしない。 社員は三人から増やさない。 社員全員が同じマンションの別の部屋に住む。 お互いがそれぞれの家の鍵を持ち合っている。 誰かが死んだ時点で会社は解散する。 僕は今、そんな会社で働いている。 社長は「会社」というよりも「ファミリー」という言葉を好む。 社長と言っても今27歳である僕の一学年上なので、まだ29歳である。 顔は高校生のような童顔。 低めの身長に太めの胴体。 名前は―― (本書より)
「いい学校、いい会社、いい人生」というモデルから 「降りた」若き起業家たち。 自らもその一員である古市憲寿が、徹底的にそのリアルに迫る。
上場はしない。 社員は三人から増やさない。 社員全員が同じマンションの別の部屋に住む。 お互いがそれぞれの家の鍵を持ち合っている。 誰かが死んだ時点で会社は解散する。 僕は今、そんな会社で働いている。 社長は「会社」というよりも「ファミリー」という言葉を好む。 社長と言っても今27歳である僕の一学年上なので、まだ29歳である。 顔は高校生のような童顔。 低めの身長に太めの胴体。 名前は―― (本書より)
「いい学校、いい会社、いい人生」というモデルから 「降りた」若き起業家たち。 自らもその一員である古市憲寿が、徹底的にそのリアルに迫る。
古市憲寿(ふるいち・のりとし)
1985年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員(上席)。有限会社ゼント執行役。専攻は社会学。大学院で若者とコミュニティについての研究を進める傍ら、有限会社ゼントでマーケティング、IT戦略立案等に関わる。著書に『希望難民ご一行様:ピースボートと「承認の共同体」幻想』(光文社新書)、『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)などがある。
1985年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員(上席)。有限会社ゼント執行役。専攻は社会学。大学院で若者とコミュニティについての研究を進める傍ら、有限会社ゼントでマーケティング、IT戦略立案等に関わる。著書に『希望難民ご一行様:ピースボートと「承認の共同体」幻想』(光文社新書)、『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)などがある。