2013.10.01

『未明の闘争』著:保坂和志
読者の体で鳴らす

この本の初版の日付、二〇一三年九月二四日はちょうどコンちゃんの一周忌だ。コンちゃんは本当に、どういう事情と経緯であんなボロボロの姿であらわれたのかと思う。

みんなにまた会いたい。

(ほさか・かずし 作家)

 
◆内容紹介
3・11以降の日常と非日常がごちゃまぜになっている我々の本当にリアルな現実が目の前に登場してくる。そう、この『未明の闘争』は我々の物語なのである。 チェーホフ、ゴーゴリ、宮沢賢治、小島信夫・・・・・・という文学や、セシル・テイラー、三上寛、ローリング・ストーンズ・・・・・・という音楽に彩られたこの小説は、【今を大切にしたくなる本】の最高峰といえる。
 
保坂和志(ほさか・かずし)
1956年、山梨県生まれ。鎌倉で育つ。早稲田大学政経学部卒業。90年、『プレーンソング』でデビュー。93年、『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、95年、『この人の閾』で芥川賞、『季節の記憶』で平林たい子文学賞、谷崎潤一郎賞を受賞。『猫に時間の流れる』『残響』『もうひとつの季節』『明け方の猫』『小説の自由』『カンバセイション・ピース』『カフカ式練習帳』『考える練習』など著作多数。

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