2013.12.18
# 本

「再犯を減らすためには、マスコミと市民が変わらなくてはいけません」 ホリエモンが語る刑務所からの"社会復帰" 岡本茂樹 × 堀江貴文 【後編】

刑務所の中のことをもっと知ってほしい

堀江: 僕は、何か大きな事件などが起こらない限りは変わらない気がしますけど。そんな気がしませんか?

岡本: 今の状態では、事件が起きると逆に管理のほうに走ると思います。

堀江: だけど、名古屋のことがあったから監獄法を改正するという話になったわけですよね。

岡本: でも現実は緩やかに管理が強くなっているという状況です。だから結局、根本的なところは何も変わってないんですよ。そこにメスを入れていかないといけないと思います。

堀江: 例えば、ノルウェーの刑務所とかって、どんどん開放の方向に行ってますが、なんでそういうことが起きているんですか? ノルウェーではできるのに、日本ではできないのかすごく疑問です。

ノルウェーだってこの間銃で乱射するようなすごい事件が起きたじゃないですか。でもあの人、懲役の上限20年と少しで、また社会に出てくるわけじゃないですか。でも厳罰化には進まないし、刑務所の中にいる期間を長くすることもない。

そんなことがあるにも関わらず、日本は厳罰化に進んでいるのは、なんでなんだろうと思うわけです。ノルウェーで犯罪が増えてるかというと実際は減っているのでそれも含めて気になります。

岡本: 僕は刑務所の中のことをもっとみんなに知ってほしいと思いますね。判決後は、結局そこから報道はストップしてしまうわけですよね。例えば、無期懲役になった後、受刑者が何をしているか、ほとんど皆さん知らないと思うわけです。

そういうこともしっかり伝えていきたいと思いますし、そういう発言をこれからどんどんしていきたい。そこからムーブメントを作っていきたいと思ってます。

堀江: 僕は「刑務所なう。」という本を書いたんですが、今までの獄中記が悲壮感が漂ったりとか、辛く苦しい、でもマジメなことを書かなければいけないという思いが強すぎると感じていました。

僕は本の中で淡々と事実を述べているだけなんですね。本当に日常です。普通の刑務所の姿って、こういうものだということを書いてるんですけど、その実態は確かに全然知られていません。そこはもっと広めていければいいなと思っています。

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