2014.02.10

「米ドル軍票」という韓国の切り札

〔PHOTO〕Thinkstock by gettyimages

金融マーケットにおける若き「猛者」の言葉

「米国との関係で『もはやこれまで』となった時、韓国には切り札があるのですよ」

今、韓国の外交が、傍から見ていて実に見苦しい。ついには4月に予定されているオバマ米大統領の我が国への国賓訪問についてまで横槍を入れたというのだから開いた口が塞がらない。我が国当局から米側に対して提示した日程案を指差し、「そのタイミングにしか朴槿惠大統領の日程は空かないので、日本ではなく韓国を訪問して欲しい」というのである。その余りにも必死な様子を伝える公開報道を読んで、私は冒頭に紹介した言葉をふと思い出していた。世間一般では全く知られていないが、金融マーケットにおいては若き「猛者」として知られる人物が語った言葉だ。「猛者」は言う。

「韓国が持っている切り札---それはヴェトナム戦争に大勢の韓国軍兵士が出征した見返りに米国からもらった大量の『米ドル軍票』です。実は、韓国の名だたる財閥の本家本元の邸宅の応接間の壁にはこの米ドル軍票が壁紙の下にびっしりと貼ってある。そしてそこを訪れた米国からの賓客が交渉によっても首を縦に振らないと見るや否や、最後にその壁紙をはぎ取って見せるのだそうです。『我々韓国人は一体どれだけの血を米国のために流してきたと思っているのか』と叫ぶ韓国人の主人を前に、米国からの賓客は反論が出来ないと言います」

しばしば北朝鮮と中国の関係について専門家たちは「血の同盟」と呼ぶことがある。朝鮮戦争当時、「義勇軍」という名目で中国が助けてくれたから北朝鮮は勝利出来たというわけなのだ。だが、「血の同盟」は何も共産圏だけではなく、米韓の間にも存在していたというわけなのだ。「猛者」の言葉は続く。

「実は『米ドル軍票』が韓国国内で大量に埋められている場所があります。それは何を隠そう、我が国でもよく知られた遊園地の敷地の下です。そこにドラム缶に詰められた無数の『米ドル軍票』が眠っています。もちろん、いざという時のためです。韓国のリーダーたちは米国からいよいよ追い詰められた時にこれを掘り出し、全世界に対して示すのでしょう。『我々韓国人こそが米国の盾となってこの東アジアを守ってきた国民なのだ』と」

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