2014.04.19

日本人が忘れた大切なものを
ジョブズやジャック・ドーシーは見据えていた

『デジタル・ワビサビのすすめ』著者・たくき よしみつインタビュー(後篇)
たくき よしみつ

たくき:そうです。この本の原稿もXPパソコンで書いていますし、4月以降も使い続けるつもりです。

──大丈夫なんですか?

たくき:大丈夫かどうかって、なんかそんな風に言われちゃうこと自体が本来おかしなことなんですよね。まあ、どういう風にするかはに書きましたので……。

──読めば分かるよ、と(笑)

たくき:すっきりした解があるわけではないですけどね。考え方としてはこうだよ、ということはかなりていねいに解説したつもりです。XP問題だけでなく、みなさんが知っているようで知らないかもしれないケータイ事情とか、情報やハウツー本として読んでいただいても、結構「ほお~!」って思われることがいっぱい書いてあるんじゃないかと思います。

 あ~、でも、僕としてはやはりその先の、デジタル・ワビサビ論というか、デジタルを使って人生を豊かに楽しむという部分を伝えたいのですよね。それが僕が行き着いた新たな境地でもあるし、この本の売りでもあると思うので。

──「四畳半でもグランドピアノが弾ける」「初音ミクはワビサビに目覚めるか」「マウスで描く水彩画」「コンピュータ制御で作ったストラディバリウス」「57歳で始めたEWI(イーウィ)という楽器」「デジタル時代だからこそ甦った紙芝居」……などなど、目次を見ただけでも興味をそそられる項目が並んでいます。

たくき:このへんが僕の真骨頂だと、編集担当の部長さんにも誉めてもらいました(笑)