2014.05.21

計良宏文 第3回 「ファッションは年々多様化していますから、常に自分のテクニックを磨いていないといけません」

島地 勝彦 プロフィール

セオ 新聞の全面広告のような大きな仕事をしたときは、特別な手当をもらったりするんですか?

シマジ セオ、じつに下世話な質問だな。でもお前らしくていいよ。計良ちゃん、じっさいのところどうなんですか?

計良 わたしは資生堂から毎月きちんと給料をいただいていますから、どんな仕事をやろうと収入は同じです。それでもああいう大きな仕事をやらせてもらったことには感謝しております。

立木 セオだってどんな大スクープをしても給料が変わらないだろう。それと同じじゃないか。

セオ なるほどね。

シマジ 計良ちゃんの場合、街のヘアサロンの美容師とはちがって「ヘア&メーキャップアーティスト」なんですよね。

計良 わたしは、資生堂の広告はもちろん、雑誌やファッションの仕事、NY・パリのファッションショーなど、幅広い仕事をさせてもらっています。年に2回、国内外のヘアサロン向けにシーズンごとのトレンドスタイルを発表してきましたし、「計良塾」というクリエーション構成力のセミナーを東京・大阪・名古屋で開催しています。

また、1年半先のビューティーを考えるというプロジェクトでも働いています。過去から現在に至るトレンドの流れ、社会情勢、女性のマインド、シーズンごとのトレンドカラーといった情報まで、ありとあらゆる情報をミックスして、次世代の女性像を提案していく仕事です。わたしのようないろいろやりたい願望のある人間にとっては非常にありがたい環境だと感謝しています。

セオ 資生堂は人材が豊富なんですね。

シマジ セオ、いいこというね。それではこれをみてくれ。

セオ なんですか?

シマジ おれのネイルアートだよ。これは計良ちゃんが所属しているビューティークリエーション研究センターのヘア&メーキャップアーティスト、矢野裕子さんの作品だ。

セオ パイプの絵が右の薬指に描かれていますね。それから左中指にシマジさんのパイプを咥えた似顔絵が描かれています。

シマジ おれは毎週末伊勢丹でバーマンをやっているから指先をきれいにしていたいんだよ。小松原ちゃんに相談したら、矢野先生を紹介してくれたんだ。