2014.05.21

計良宏文 第3回 「ファッションは年々多様化していますから、常に自分のテクニックを磨いていないといけません」

島地 勝彦 プロフィール

セオ それはシールかなんかですか?

シマジ バカいっちゃいけない。矢野先生があっという間に描いてくれたんだよ。NHKで放映された『全身編集長』をみて矢野先生はおれのファンになり、「どうぞ、いらしてください」といってくれた。そこでこのお洒落なネイルアートをしてくれたんだ。ほかの爪もピカピカだろう。セオ、お前もやってみるか?

セオ 勘弁してください。会社をクビになります。

立木 シマジはおれにネイルアートの写真を撮らせようと思っているようだが、ごめん、今日は接写レンズを忘れてきてしまった。しかしどう考えてもお前はおかしいよ。73歳になってネイルアートをする心境がおれにはどうしても理解出来ない。

セオ シマジさんは年齢不詳になりたがっているんですから、そこは許してあげてください。

立木 おれにはけったいな73歳としか思えない。

シマジ タッチャン、人生は「遊戯三昧」だよ。

立木 また今東光だな。シマジは困るとすぐに大僧正をひっぱり出してくるんだ。

計良 「ゆげざんまい」ってなんですか?

シマジ これは仏教用語で、まあ簡単にいうと、「人生は遊びのなかに真実が隠されている」というような意味です。

セオ 「遊戯三昧」はまるでシマジさんのためにあるような都合のいい言葉ですよね。計良さんやわたしのように一生懸命働いている人間にはあまり関係ないことです。

シマジ そんなことはない。これは本当に深いお言葉だよ。例えば、計良ちゃんがヘアスタイリングをするときにも「遊び」というものが必要でしょう。ビューティーを追求するなかで絶えず「遊戯三昧」を考えてください。

計良 わかったようなわからないような感じです。