2015.06.19

【沿線革命047】
鉄道の首都直下地震への備えをさらに考える

【045】の鉄道が平日朝8時に首都直下地震に襲われた場合の最悪シナリオ、【046】の被害を最小とする対策に続き、鉄道と地震について考察を重ねよう。

センセーショナルなタイトルと内容だが、今のままでは本当にそうなりかねない(週刊現代2015.6.27号の164~165ページ)

巨大地震発生! その時、あなたは「地下鉄」の中

さる6月14日発売の週刊現代に、以下の私のコメントが掲載された。

「92年前の関東大震災では、震源近くの小田原付近で23の列車が脱線、117名の死者が出ました。現在の首都圏の鉄道ネットワークは世界最大です。関東を巨大地震が襲えば、鉄道の脱線や閉じ込め事故が同時多発するかもしれない。最悪で死者は10万人にも達し、・・・」

「地下は地上より揺れは小さいですが、限度を越えれば地下鉄の設備も破壊されるでしょう。・・・」

記事には「駅と駅の真ん中で停まった/満員電車、キツい! 暑い! 息が出来ない! そして出られない/大量の水が押し寄せてきた/電車が土砂に埋没、このまま死ぬのか」との見出しがある。

「暗い地下トンネルのど真ん中、ぎゅうぎゅう詰めの満員電車に閉じ込められたら。助けは来ない。ドアは開かない。焦り、不安、不快、恐怖――ぼんやりスマホでゲームなんかしている場合ではない。」

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