2015.06.25

【沿線革命048】地震発生! 
鉄道をいち早く運転再開させるには

阪神・淡路大震災で落橋したJR西日本山陽新幹線のようになったら早期の運転再開は不可能だが、そうでない場合はもっと早く運転再開できようにしたい((株)交通新聞社提供)

地震の後、鉄道は設備損壊がなくとも長時間止まるケースが多い。多くの方が、もっと早くに運転再開して欲しいと願っているだろう。

東日本大震災で首都圏の鉄道は大きな損壊を受けていなかった

【045】~【047】にて地震をテーマとし、最悪シナリオを示した上で、被害を最小化する方策を提案した。今回は、設備が大きな損壊を受けなかった場合に、もっと運転再開を早くできないかをテーマとしよう。

2011(平成23)年3月の東日本大震災でも、さる5月30日の最大震度5強の地震でも、首都圏の鉄道は大きな損壊を受けなかった。

にもかかわらず、東日本大震災ではJR東日本をはじめ多くの路線が終日運休し、数百万人の帰宅難民が発生した。5月30日も運転再開まで数時間を要する路線がいくつもあった。

設備が大きな損壊を受け、復旧工事が必要な場合は致し方ない。しかし、そうでない場合は、素早く安全確認し、もっと早くに運転再開できるはずだ。

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