2015.08.26

石川道子 第4回
「『人類は完全に戦争を放棄しなくてはならない』というのが、マイトレーヤのメッセージです」

島地 勝彦 プロフィール

シマジ しかし石川さんたちの活動が、すべてボランティアだというのには驚きましたね。

石川 だからシェア・ジャパン出版は利益もありませんが、倒産もしないんです。誰もお金をもらっていませんから(笑)。

初めの頃は、他の出版社を通して訳書を出版してもらったのですが、売れなくなるとすぐ絶版になってしまうので、クレームさんの伝える貴重な情報をいつまでも提供できるようにと、みんなで有限会社を作ったのです。

わたしは名前だけ「社長」になっていますが、すべてボランティアの人たちで成り立っています。オフィスもありませんが、ちゃんと税務申告もやっています。書籍はすでに16冊出しています。同じことをアメリカでもやっていて、英語の本をつくっていますが、やはりすべてボランティアですよ。

シマジ そしてさらに毎月「シェア・インターナショナル」という雑誌を発行されているんですから、不思議といえば不思議です。そこが却って魅力的ですね。

ヒノ 今日は興味深いお話をありがとうございました。わたし個人としては1日も早いマイトレーヤの出現を切に希望いたします。

石川 マイトレーヤが公に姿を現して、世界教師として全人類に語りかける日のことを「大宣言の日」と呼んでいますが、それは間もなくではないかとクレームさんは言っています。

その日、マイトレーヤは全人類に思念伝達の方法で語り掛けるということです。お顔はテレビの画面に見えるけど声は聞こえない、しかしマイトレーヤの呼びかけが各人それぞれの母国語で、沈黙のうちに、心(マインド)にはっきりと聞こえてくる。それが全世界同時に起こるそうです。

そしてマイトレーヤから放たれる途方もない愛のエネルギーがわたしたちの心(ハート)に染み入り、心からの反応を呼び起こす。同時に世界中で何万人もの人々が病の奇跡的な治癒を体験するだろうということです。そしてマイトレーヤははじめて、世界に出ておられる覚者方を紹介し、宇宙の兄弟姉妹たちの存在も確認されるだろう、ということです。

マイトレーヤの呼びかけに応えて人類が分かち合いを選択したら、それ以後、世界は途方もない変容を遂げるだろうということです。「慈悲と正義に基づく黄金の文明」は夢ではないのです。ヒノさんも是非、シェア・ジャパンのウエブサイト(http://sharejapan.org)を見てください。すべての情報が載っていますよ。

〈了〉

 

石川道子 (いしかわ・みちこ) 東京生まれ。最終学歴はエール大学大学院修士号。専門は国際政治学、特に第三世界開発問題の研究。後に、アメリカで新しい教育形態の実験的プログラムの開発・運営に従事する。1980年にベンジャミン・クレームの著書に出会って以来、氏の英語版著書の編集・出版、さらに翻訳、日本語版の出版を手掛け、国際月刊誌『シェア・インターナショナル』日本語版の監修責任も担っている。また、日本におけるクレーム講演会では、当初より通訳を務め、近年では日本各地の要請に応えて自身でも講演を行うなど、氏の協働者の一人として日米を中心に、すべて無報酬で活動を続けている。
島地勝彦 (しまじ・かつひこ) 1941年、東京都生まれ。青山学院大学卒業後、集英社に入社。『週刊プレイボーイ』『PLAYBOY』『Bart』の編集長を歴任した。現在は、コラムニスト兼バーマンとして活躍中。『甘い生活』『乗り移り人生相談』『知る悲しみ』(いずれも講談社)『バーカウンターは人生の勉強机である』(阪急コミュニケーションズ)『お洒落極道』(小学館)など著書多数。Webで「乗り移り人生相談」「Treatment & Grooming At Shimaji Salon」「Nespresso Break Time @Cafe de Shimaji」を連載中。最新刊『蘇生版 水の上を歩く? 酒場でジョーク十番勝負』が好評発売中!

著者: 開高健、島地勝彦
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1989年に刊行され、後に文庫化もされた「ジョーク対談集」の復刻版。序文をサントリークォータリー元編集長・谷浩志氏が執筆、連載当時の秘話を初めて明かす。

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著者: 島地勝彦
お洒落極道
(小学館、税込み1,620円)
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