2015.10.31
# 雑誌

五郎丸歩 独占インタビュー!ラグビーW杯、「恐怖心」と戦った4年間〜そのすべてを明かす

ラグビーの歴史を変えた男の知られざる戦い
週刊現代 プロフィール

だからこそ、今回の日本代表選手は、'19年の日本開催のW杯まで代表でいられるかどうかに関係なく、世界に通用する正しいスキル、それを獲得するための正しい練習を伝える責任があると思います。

日本では4年後にW杯があり、翌'20年に東京五輪が控えています。次のW杯を目指すかどうかは、まだ考えが整理できていません。今大会で完全燃焼した部分もある一方、ベスト8に行きたかった、という悔いも残っている。それ以上に、このチームの仲間と別れたくないという思いが強いからです。

今大会、一秒もピッチに立てなかった前主将の廣瀬俊朗さん、湯原祐希さんは試合前、出場選手の気持ちを高めるビデオレターを作るため、各選手の所属先のみならず、それ以外のチーム関係者、落選メンバーや、いなくなったスタッフからもメッセージを取り寄せてくれていました。

僕も過去、W杯の試合を所属チームの仲間と一緒に見たことがありましたが、当時、応援したのは自分の所属先の選手だけでした。

でも今回、2人のおかげで、ラグビー関係者にとどまらず、多くの方が日本代表を好きになってくれたことに気づくことができた。自分がピッチに立ちたい気持ちを抑え、チームを支えてくれた2人には、感謝の言葉しかありません。

僕たちは歴史を塗り替えたかもしれないけど、まだ世界のトップに躍り出たわけではありません。そこを勘違いしてはいけない。チャレンジャーだからこそ、これからも先を見ず、今を全力で生きていきたいと思い

「週刊現代」2015年10月31日号より

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