
——「PLの後輩が野球賭博に関わっているんや。記事が週刊誌に出るのを止めてくれ」と懇願する清原。
「書かれたら終わりや」、「監督に絶対なれない」、「収入ゼロになります」。後輩の疑惑を聞きつけた清原は、旧知の暴力団関係者に必死に訴えた。逮捕4ヵ月前、清原の様子はすでにマトモではなかった。生々しい肉声のすべてを公開する
「書かれたら終わりや」
「じゃ、じゃあ、タツはどういうことになるんですかね?」
後輩の名前が浮上したことに動揺したのか。それとも薬物の影響か。電話口の清原が、たどたどしく訴えかける——。
巨人が選手に自己申告を求めるなど、野球賭博問題がいまだ結着しない中、本誌はある「密談テープ」を独占入手した。
収められているのは、二人の男の会話。一人は、覚醒剤所持で逮捕され、保釈中の清原和博(48歳)。もう一人は、山口組関係者のA氏である。
「Aと清原は10年来の付き合い。Aは一時期、清原のボディガードみたいなこともやっていた。『キヨのトラブルシューター』と名乗り、ヤクザ相手のケンカから女性問題まで、多くの揉め事を処理してきたと言ってましたわ。
ただAは、清原が捕まる少し前の1月、覚醒剤所持で大阪府警に逮捕されているので、『シャブ仲間』とも言われています」(神戸山口組関係者)
密談が行われたのは、昨年(2015)の10月8日。巨人が福田聡志(32歳)の野球賭博関与を発表した3日後だ。同じく元巨人の笠原将生(25歳)はすでに関与が発覚していたが、その他にどんな選手が参加していたのかは、わかっていない状況だった。