【間もなく上場】コメダ珈琲はこんなにスゴイ!営業利益30%「異次元の高収益」体質を分析する

田中 博文 プロフィール

右肩上がりの出店

コメダHDは、持株会社と連結子会社1社で構成されており、当該子会社である株式会社コメダにて「珈琲所 コメダ珈琲店」(682店)と「甘味喫茶 おかげ庵」(7店)の二つのブランドで運営されている。(2016年4月末)

以下は、その出店推移である。

12/2期は全部で435店から16年4月末で688店と253店増加しているが、直営店はわずかであり、ほとんどがFC店である。地盤の中京エリアはほとんど増加しておらず、東日本と西日本が増加しているのは興味深い。喫茶店の事業所数は1981年の154,630件をピークに一貫して減少しており、2014年は70,454件となっているが、(全日本コーヒー協会)消費地としてはまだまだ拡大出来るということなのだろう。

ビジネスモデルは典型的なフランチャイズ形式であり、本部の店舗開発部隊が、出店候補地から店舗設計を行い、主力であるコーヒー、パン類は自社工場で一括製造し店舗へ配送している。また極めて特徴的なのは、1か月1席1500円という定額制のロイヤリティであり、回転が良ければよいほど、FCオーナーへの実入りが良くなるシステムである。

驚異的な利益率の高さ

コメダHDは16/2期より国際会計基準(IFRS)としており、2014年3月1日をIFRS移行日とした15/2期のIFRSも開示している。

以下は、売上と営業利益の推移である。

2期連続増収増益であり、特質すべきはその30%を超える営業利益率の高さである。FC展開がメイン事業であり、その利益率が喫茶店の利益率とは比較にならないのは理解しているが、他の代表的な外食チェーン8社と比較してみた。

縦軸は前期の売上高営業利益率、横軸は前期売上高、円の大きさと表示金額は2016年6月1日終値の株式時価総額である。

今まで30%を超す利益率の外食は記憶になく、やはりコメダHDがダントツであり、次に利益率が高いのは壱番屋の10.4%、同業としてベンチマークされるドトール・日レスは7.6%だった。

但し、この中の発行体でIFRSを採用しているのは、コメダHDとすかいらーくの2社。IFRSではのれんの償却が行われないので、その分、利益額が上乗せされている。

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