しかしその後も、五十川は芸能人や会社社長が集まる、一見華やかなパーティや合コンに参加しつづけていたという。
「そういう場にいること自体が心地よかったみたいですね。次第にレースクイーンとしての仕事を減らして、西麻布の会員制バーで働きながら、飲み会に女のコを集めることを仕事にするようになったみたいでした」(同前)
そんな日々のなかで、五十川は高知と出会った。
高知はAV女優のあいだももと離婚歴があり、'99年に高島礼子と再婚していたが、たちまち五十川と深い仲となる。
快感が忘れられない
「高知にはVシネマに頻繁に出演していた10年前からクスリの疑惑がありました」(芸能関係者)
二人は数年間にわたり、「クスリSEX」に溺れた。五十川は生活に困ると、横浜の高級クラブで働いたが、それも時折に過ぎず、ある程度まとまった金が手に入れば店には来なくなったという。
美人姉妹としてもてはやされ、有名になりたいと口にしながらも、芸能界の周囲で浮き草のように漂っているだけだった。そんな中で、「お前が一番だよ」と言ってくれる〝元〟芸能人に溺れていったのだろう。
元大阪府警生活安全課巡査部長で、薬物問題に詳しい高橋功一氏が語る。
「五十川容疑者のような良家の子女は薬物の使用を口外するリスクが低い。だから男性も安心し、性的関係がズルズルと長く続いてしまうんです。