KADOKAWAより、森達也さんの新著『FAKEな平成史』が発売されたことを記念して、10月19日、青山ブックセンター本店にて、森達也さんとフリーライターの武田砂鉄さんによるトークイベントを、KADOKAWA文芸ノンフィクション局と現代ビジネスの共催で行います。
北朝鮮、オウム、放送禁止歌…「日本のタブー」に切り込んだ本書を下敷きに、古今東西のタブーについて、さらには選挙直前なのでそちらの話についても二人が語り合います。
詳しくは、下記URLより、青山ブックセンターのサイトをご確認ください。皆様のご来場をお待ちしております。
【『FAKEな平成史』担当者より、発売記念対談に寄せて】
「タブーと不謹慎がぎっしり詰まってます!!」と手書きPOPに記した森達也さん。『FAKEな平成史』(KADOKAWA)では、天皇、放送禁止歌、オウム、オカルト、小人プロレスetcと、撮影したいテーマはことごとくタブー視されてきた森さんが撮ってきたドキュメンタリー作品を軸に、”平成という時代”を各界の方々にインタビューしながら斬り、自粛と萎縮の正体を探りました。
今回のイベントでは著書『紋切型社会』から一貫して社会における言葉の使い方、使われ方に注視してきた武田砂鉄さんをお招きし、平成30年のなかでタブーはどう変容したのか? 消えたタブーに新たに生まれたタブーとは? 私たちの日常空間にタブーはどのように浸食しているのか? お二人に奔放に語り合っていただきます(武田さんには、「本の旅人」に『FAKEな平成史』の書評も寄稿していただきました)。
濃い対談になること必至。 ぜひご参加ください!
ドキュメンタリーとは、抗いである。 平成という時代が終わる。しかし、報道をはじめ、表現の自粛と萎縮は終わることなく続いている。この三十年で、その波は高く、強くなったのか、それとも……。 天皇、放送禁止歌、オウム、オカルト、小人プロレスetc。撮影したいテーマはことごとくタブー視され、発表媒体が限られていく中でも、作品の力で“空気”を吹きはらってきたドキュメンタリー監督が、自粛と萎縮の正体を探る。
森監督作品のテーマを軸に、時代の表現者たちと「平成」に対峙したルポ&インタビュ ー!!
『放送禁止歌』×ピーター・バラカン(ラジオDJ、ブロードキャスター)
『ミゼットプロレス伝説』×日比野和雅(『バリバラ』初代プロデューサー)
『幻の「天皇ドキュメンタリー」』×松元ヒロ(お笑い芸人)
『A』『A2』×有田芳生(参議院議員、ジャーナリスト)
『未完の「北朝鮮ドキュメンタリー」』×若林盛亮(「よど号ハイジャック事件」実行犯)
『FAKE』×長野智子(キャスター)