森達也さん×武田砂鉄さん 10・19トークイベント開催!
「ニッポンのタブーと不謹慎」を語ろう

10月19日、午後7時より青山ブックセンターにて

KADOKAWAより、森達也さんの新著『FAKEな平成史』が発売されたことを記念して、10月19日、青山ブックセンター本店にて、森達也さんとフリーライターの武田砂鉄さんによるトークイベントを、KADOKAWA文芸ノンフィクション局と現代ビジネスの共催で行います。

北朝鮮、オウム、放送禁止歌…「日本のタブー」に切り込んだ本書を下敷きに、古今東西のタブーについて、さらには選挙直前なのでそちらの話についても二人が語り合います。

詳しくは、下記URLより、青山ブックセンターのサイトをご確認ください。皆様のご来場をお待ちしております。

森達也×武田砂鉄『FAKEな平成史』発売記念トークイベント
日時:10月19日木曜日 夜7時より(90分程度を予定)
参加費:1350円
会場:青山ブックセンター本店
参加方法:http://www.aoyamabc.jp/event/fake/ をご確認ください
主催:KADOKAWA文芸ノンフィクション局×「現代ビジネス」

【『FAKEな平成史』担当者より、発売記念対談に寄せて】

「タブーと不謹慎がぎっしり詰まってます!!」と手書きPOPに記した森達也さん。『FAKEな平成史』(KADOKAWA)では、天皇、放送禁止歌、オウム、オカルト、小人プロレスetcと、撮影したいテーマはことごとくタブー視されてきた森さんが撮ってきたドキュメンタリー作品を軸に、”平成という時代”を各界の方々にインタビューしながら斬り、自粛と萎縮の正体を探りました。

今回のイベントでは著書『紋切型社会』から一貫して社会における言葉の使い方、使われ方に注視してきた武田砂鉄さんをお招きし、平成30年のなかでタブーはどう変容したのか? 消えたタブーに新たに生まれたタブーとは? 私たちの日常空間にタブーはどのように浸食しているのか? お二人に奔放に語り合っていただきます(武田さんには、「本の旅人」に『FAKEな平成史』の書評も寄稿していただきました)。

濃い対談になること必至。 ぜひご参加ください!

森達也 1956年広島県呉市生まれ。ディレクターとして、テレビ・ドキュメンタリー作品を多く製 作。98年オウム真理教の荒木浩を主人公とするドキュメンタリー映画「A」を公開、ベルリン映画祭に正式招待され、海外でも高い評価を受ける。2001年映画「A2」を公開し、山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞する。11年『A3』で講談社ノンフィクション賞を受賞。現在は映像・活字双方から独自の世界を構築している。16年、作曲家・佐村河内守に密着したドキュメンタリー映画『FAKE』で話題を博す。明治大学情報コミュニケーション学部特任教授。著書に『オカルト』『職業欄はエスパー』『「A」マスコミが報道しなかったオウムの素顔』『クォン・デ――もう一人のラストエンペラー』『死刑』『いのちの食べかた』など。
武田砂鉄 1982年東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年秋よりフリーライターに。2015年『紋切型社会―言葉で固まる現代を解きほぐす』で第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。他の著作に『芸能人寛容論 テレビの中のわだかまり』『コンプレックス文化論』『せいのめざめ』(益田ミリ氏との共著)などがある。

『FAKEな平成史』 内容紹介 

ドキュメンタリーとは、抗いである。 平成という時代が終わる。しかし、報道をはじめ、表現の自粛と萎縮は終わることなく続いている。この三十年で、その波は高く、強くなったのか、それとも……。 天皇、放送禁止歌、オウム、オカルト、小人プロレスetc。撮影したいテーマはことごとくタブー視され、発表媒体が限られていく中でも、作品の力で“空気”を吹きはらってきたドキュメンタリー監督が、自粛と萎縮の正体を探る。

森監督作品のテーマを軸に、時代の表現者たちと「平成」に対峙したルポ&インタビュ ー!!

『放送禁止歌』×ピーター・バラカン(ラジオDJ、ブロードキャスター)

『ミゼットプロレス伝説』×日比野和雅(『バリバラ』初代プロデューサー)

『幻の「天皇ドキュメンタリー」』×松元ヒロ(お笑い芸人)

『A』『A2』×有田芳生(参議院議員、ジャーナリスト)

『未完の「北朝鮮ドキュメンタリー」』×若林盛亮(「よど号ハイジャック事件」実行犯)

『FAKE』×長野智子(キャスター)