2017.12.16
# エンタメ

『スターウォーズ/最後のジェダイ』はとんでもない傑作だ!

予想はことごとく打ち砕かれた
中川 右介 プロフィール

旧世代の圧倒的な存在感

キャリー・フィッシャーが急死したのは撮影が終わった後の2016年12月で、次作にも出る予定だったとされるが、それはもうかなわない。

だが、『最後のジェダイ』のラストでのレイアは、それを予感していたかのような表情をしていた。

レイアは40年以上も闘ってきたのだ。

若かりし日のキャリー・フィッシャー(右)とマーク・ハミル若かりし日のキャリー・フィッシャー(右)とマーク・ハミル〔PHOTO〕gettyimages

その闘志と、最後まで希望を捨てない生き方を、労いたい。

『フォースの覚醒』がハン・ソロとレイアの再会と別離の物語でもあったように、『最後のジェダイ』はルークとレイアの再会と別離の物語でもあった。

その物語には、一応の決着がつく。

この旧世代の圧倒的な存在感の前に、新世代のレイとカイロ・レンは影が薄くなってしまう。

思えば、ルーク、つまりはマーク・ハミルは、最初の三部作では主人公のはずだったのに『新たなる希望』ではハン・ソロに人気をもっていかれ、『帝国の逆襲』ではヨーダに話題をさらわれ、『ジェダイの帰還』でも影が薄かった。

『最後のジェダイ』においてルーク・スカイウォーカーは初めて圧倒的な存在感を示したのだ。

というわけで、新世代を描くはずの新三部作は、いまのところ旧世代の印象のほうが強い。これは昔からのファンにとっては懐かしく、嬉しい。

しかし、同窓会ではないのだ。次作ではレイとカイロ・レンはどれくらい大きな存在感を示せるだろう。

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