2018.01.24
# 東証 # 日本株

株で100万円を1億円にした元芸人の「本当に儲かる投資術」

こんなに簡単でいいのかしら
週刊現代 プロフィール

私がいま保有しているのはアルファポリス、元気寿司、SBIHDなどです。アルファポリスは小説や漫画を投稿できる『アルファポリス』というサイトを運営していて、その中から人気作品を出版するビジネスモデルでライトノベルや同人誌のファン層から注目を集めています。

直近では2四半期連続で粗利が50%以上伸びていて、私は11月の決算後に株価1400円台で買いましたが、現在これが2000円前後まで上がっているので、順調に利益が出ている。

 

任天堂とSBIHDに注目

元気寿司は、積極的に海外進出している回転ずしチェーンという点に注目しました。

外食産業では海外でのヒットが株価を押し上げる要因になるので、同社がこれから世界市場を攻略すれば株価が高騰する可能性がある。昨年9月に株価2500円で買いましたが、すでに3500円以上まで上がってきています。

じつはこのアルファポリスと元気寿司、さらにさきほど話したペッパーフードには共通点があって、一時的な業績悪化や不祥事などで株価が低迷していた銘柄なんです。

そういう銘柄は株価が低迷した分だけ、逆に業績の反動が来ると株価が跳ね上がりやすい。ギャンブルは禁物ですが、この視点で銘柄を探すと、「お宝銘柄」は見つけやすい。

SBIHDは大型株。現在のような世界的な株高時には、大型株でも人気化するかもしれないと思っています。その考えのもと、昨年は任天堂に投資をしていたこともありました。

任天堂は『ニンテンドースイッチ』が世界的に売れていて、株価は4万円台。かつて『Wii』が売れた時は株価7万円をつけたので、株のバブルがくるなら同じくらいまで買われてもおかしくない。

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SBIHDはブームのビットコイン分野で先行投資をしていますし、金利上昇の恩恵も受けるのではと期待しています。

私は昨年11月に1900円くらいで買って、年末に2300円ほどで一度手仕舞いしましたが、年初に一気に2600円を超えたので、再び買い戻したところです。

ただし、最近では韓国で仮想通貨への規制が出たりと政府の動きには注意が必要です。自分の持っている銘柄を過信せず、状況が変わったらすっぱりと損切りすることも大事です。

今年もいまのところ相場環境はいいですが、何でも買われるというより銘柄の「二極化」が進み、いい銘柄はちゃんと買われる相場になると思います。

勝ち馬に乗れるかどうかは、企業をしっかり見ること。決算や事業内容をきっちり読み込み、社会の先を見越す。私は今年もこれで大きく儲けたいと思っています。

「週刊現代」2018年1月27日号より

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