2018.04.23
# 社会保障・雇用・労働 # ハローワーク # 企業・経営

タダで優秀な人材を採用できる「ハローワーク」求人票の作り方

「アットホームな職場」は禁句です
五十川 将史 プロフィール

一般的には、会社の外観、作業風景、取扱商品、会社案内を登録する場合が多いが、「どんな人と一緒に働くのか、社内の雰囲気がどんな感じなのか」が伝わる写真かどうかを判断基準に選んでいただくとよい。

●画像情報のポイント
・一緒に働く人はどんな人かわかる写真(本人の同意は得ておくこと)
・働いている様子がわかる写真(できれば多くの方と一緒に写っている写真)
例:仕事をしている体勢のまま顔だけカメラに向けて笑顔、真剣に打合せをしている姿
・イベントや飲み会の風景(仕事とプライベートは分けたい方、お酒が飲めない方への配慮を)
・外観や内観写真、メニュー写真など働く環境がイメージできる写真

なお、この画像情報は、写真のみでなく、コメントによる写真の説明を加えたものでもよい。パワーポイントでのプレゼン資料を作成するイメージで、福利厚生や人材育成、社内イベントなどテーマごとに10枚の画像情報を戦略的に作成し、公開することも効果的である。

効果的な画像情報の例
拡大画像表示

求人票の見直しの先に

私がハローワーク求人に関する情報やノウハウを一人で抱え込むことなく、同業の社会保険労務士や税理士など事業所の経営をサポートする士業・コンサルタントにも、無料のハローワークを徹底活用した採用支援のノウハウを提供しているのには理由がある。

私がハローワークに勤務しているときには、地元で働きたいが、「ウソだらけの求人票」に心を傷つける若者をたくさん見てきた。一方、人を採用しようにも、コストはかけられず困っている会社にもたくさん見てきた。

 

ハローワークの求人票を見直すだけで、これらすべての問題が解決する、なんてことはないだろう。しかし、社会インフラの一つともいっていい、このハローワークの仕組みをもっと有効的に活用して、コストをかけずに求職者と会社の橋渡しをしたい。

ぜひ、今回お伝えした4つのポイントも参考にして、自社の魅力を掘り起こし、育て、求人票に表現してほしい。

地元で働きたいと思っている多くの求職者の方が、応募を決断するための材料を探している。ハローワークの求人票をきっかけに、生まれ育ち、慣れ親しんだ地元で働くことができる。魅力あるそれぞれの地域の会社で働き、都市での生活に負けない豊かな社会生活、家庭生活、人生を送ることができる。

少し大げさだが、そんな大きなところにつながっていくかもしれない、情報発信を今後も続けていきたい。本稿の内容が、求職者と会社の双方にとって少しでもお役に立てば幸いである。

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