1. LINE式TPOとは?
どんなコミュニケーションもそうですが、LINEは特に「手軽に送れ、いつでも受け取れる」という性質があるので注意が必要です。例えば、深夜や早朝、休日に次々とLINEで報告や質問を送るのはマナー違反。たとえ「返事は明日でOKです」と添えたとしても、スマートフォンが通知してきた時点で受け取った側のプライベートな時間に食い込むことになります。
ただし、緊急の連絡にはとても便利。メールでは気づかれないかもしれないし、電話はしにくい、という状況には最適です。
2. LINEスタンプの正しい送り方
コミュニケーションサービスが続々と誕生したなか、LINEが爆発的に普及したのはスタンプの存在があります。キャラクターが面白かっただけでなく、文字では伝えきれない微妙な気持ちを伝えられるからです。
しかし、気持ちの伝え方をスタンプに頼ってきた若い世代にとってはいいのですが、マネジメント世代にとっては「これだけ!?」と不快に思われかねません。特に謝罪や感謝の気持ちは絶対にスタンプに頼らず、言葉でも伝えるようにしましょう。
スタンプは相手との距離が縮まる楽しいツールでもあります。スタンプ好きの上司が相手なら、敬語スタンプなどでコミュニケーションしてもいいですね(とはいえ、必ず言葉も添えること!)。
3. 既読スルー問題
学生時代からLINEを使ってきた世代にとっては、「既読スルー」される気持ちはわかっているはず。それはビジネスでも同様です。
また、忙しいビジネスパーソンにとっては、「既読=読んだ」とは限りません。なにかの拍子に開いたけれどきちんと読んでいない、ということもありえます。
先方が「既読」になっても返信が来ない場合は、重要な案件なら「既読になっているからいいだろう」ではなく、必ず確認を。また、自分が受け取った側だったなら、責任をもって「承知しました」などのひと言を返しましょう。

4. グループLINEの賢い活用法
プロジェクトのスタートと同時に、LINEでグループを作るケースも急増しています。複数のメンバーが同時に閲覧でき、特に画像などの共有には非常に便利なため、「仕事にLINEは使いたくない」などと言っている場合ではないのが現状です。
発言が多いグループLINEでは、重要なコメントが流れてしまったりすることも。例えば、ミーティングの場所など、重要な情報が流れてきたら、新人が率先してノートに保存すると喜ばれます。共有画像のアルバムなどの作成や整理をしたり、グループのプロフィール画像にふさわしいものを選んで入れるのも、やる気を示すポイントに!
一方で、同期グループなどの大きめのグループLINEでは、一部の人が活発に盛り上がっているケースも。仕事中にむやみに通知が届くのは集中力を妨げます。重要な案件でなければ通知はすぐにオフにし、あとでまとめて読んでもいいでしょう。また、グループそのものに入ることを取捨選択できるといいですね。