2018.08.22
# 本 # 起業3年目までの教科書 # 企業・経営

起業・独立を考える人に成功した起業家がオススメする10冊

『起業の科学』から『我が逃走』まで
大竹 慎太郎, けんすう プロフィール

元気になる一冊

けんすう:次に『我が逃走』という、クラウドファンディングサイトCAMPFIREの取締役などをやっている家入さんの本を読むと、先にお話した通り、「上場企業社長でも、超人ではないんだな」って思えて元気がでます。

大竹:10数億円使い込んだ話とか面白かったですよね(笑)

けんすう:その後は、だいたい起業して起こることが小説風味で書いてある神田昌典さんの『成功者の告白』を読むと、「こんな事件が起こるのは嫌だなー」って悲しい気持ちになって、起業やめようかなって思います。

大竹:人が死ぬとか、結構ハードな内容でした。

けんすう:で、『Founders at Work 33』っていう、Hotmailの起ち上げ期の物語などのレアな成功者の体験談に色々触れられる本を読むと、楽しい気持ちに鳴って、「起業いけるんじゃないか?」って思いを取り戻せます。

大竹:そうか、これは読んだことがなかった。

けんすう:ただし、翻訳がかなり微妙なのが難ありなのですが……。その後は、『ゼロ・トゥ・ワン』というペイパル創業者でペイパルマフィアのドンと呼ばれているピーター・ティールの本を読むと、「ニッチを独占しろ」みたいなことが書いてあって、勉強になります。

大竹:お、ついに勉強になるという言葉が。

 

「成功って運じゃないか?」

けんすう:それで、『論語と算盤と私』というミクシィ社の経営を立て直した朝倉祐介さんの本を読むと、これはすごく文章が軽やかで。

大竹:僕もそう思いました。さすが朝倉さんって。

けんすう:恐らく「本を書こう」と思いながらも肩の力を5割ぐらい抜いて書いた本なんですよね(笑)。結果色々話が散ってしまっているんですけど、トップレベルに頭がいいので最終的にすごくよくできている本になっているという(笑)

大竹:中身としては?

けんすう:経営のノウハウが色々まとまっているので、これは「お、起業いけるんじゃないか?」って気持ちになれる本です。

大竹:最後が、『銃・病原菌・鉄』?

けんすう:僕すごくこの本好きなんですよ。シャレド・ダイアモンドというユダヤ系の進化生物学者が書いた本なんですけど、これを読むと「結局成功って運じゃないか?」って思えて、起業やめとこうかなって思えます。

大竹:最後に気持ちを下げにいく(笑)

けんすう:元々、黒人にも白人にも能力差みたいのはないのに、偶然白人のほうが家畜を飼いやすい土地に住んでいたために農業生産性が上がって、伝染病への免疫もついて、武器としての馬を乗りこなしたからこそ戦争にも勝てて、しかも鉄の生産も白人が元々住んでいた地方で始まって……、という形で、白人は運が良かったからこの地上を制覇したんだっていう話です。
だから、「じゃあ自分に運がなかったらどうしたらいいんだ?」と悩むことのできる本です。

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