今が「波」に乗るチャンスだ
なぜ、今、政府が国民に数々の制度まで用意して、「お金を使ってください」と促しているかについて触れておきます。

日本は、政府にお金がないので、これからもずっとお金を刷らなくてはなりません。
そこで、毎年2%のインフレを進めることを決定しました。
しかし、インフレで食費とかエネルギー費とか、そういう物価が上がると(実際には物価が上がっているのではなく、紙幣の価値が下がっています)、苦しむのは所得が低い庶民や銀行預金の形で貯め込んでいる人たち、年金暮らしの高齢者、そして未来の世代です。
インフレ以上に稼がなければ、やがて暮らせなくなります。毎年2%のインフレを進めると、そうした人たちの最低限の暮らしの維持が難しくなってしまうんですね。
このインフレの実情を知っていて、どう行動すればよいかわかっている人と、それがわかっていない人のフィナンシャル・リテラシー(お金に関して理解し、適切な決定と行動ができるようになるためのスキルと知識)の差が、そのまま所得の格差になり、それが広がり過ぎているのです。
本来、政府は、「確定拠出年金」や「つみたてNISA」などの制度を用意するだけでなく、フィナンシャル・リテラシーとセットで教えないと、わかっていない人は誰も動きません。
ですから、私は初の著書『毎月5000円で自動的にお金が増える方法』を書いたのです。
私が、政府に代わって、マインドを提供したい。
動くなら、本当に、今です。
お金を貯め込んだ「奴隷状態」から、国が用意してくれている波に乗って、「お金」を投資に回し、「資産」へと変えていく。
プアマインドの波から、リッチマインドの波に乗り換えるのは、今が大チャンスなのです。