1月16日 宇宙船「ソユーズ」どうしがドッキング(1969年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1969年のこの日、ソ連が打ち上げた宇宙船「ソユーズ」の「4号」と「5号」が、初の有人宇宙船ドッキングに成功しました。

地上からみて時速約2万8000キロメートルという、とてつもない速さで運動する2つの宇宙船を、衝突させることなく結合させるという離れ業でした。ドッキングは、先に発射されていた「5号(1969年1月15日打ち上げ、1月18日帰還)」へ、後から発射された「4号(1969年1月14日打ち上げ、1月17日帰還)」が近づく形でおこなわれました。

ソユーズ4号を5号から見る
  ドッキングのために近づいてくるソユーズ4号を5号から見る photo by gettyimages

両船のドッキング後には、船外活動を通して、「5号」に搭乗していた3名の宇宙飛行士のうち2名が「4号」へと乗り移り、いずれの機も地球へ帰還することにも成功しています(ただし、「5号」は着陸時に逆噴射エンジンが作動しない事故が起こり、着陸時の衝撃で飛行士が重傷を負いました)。

  • ソユーズ5号の船長(離陸・帰還とも5号)
    ボリス・ヴォリノフ
  • ソユーズ5号で離陸し、4号で帰還した宇宙飛行士
    アレクセイ・エリセーエフ
    エフゲニー・フルノフ
  • ソユーズ4号の船長(離陸・帰還とも4号)
    ウラジーミル・シャタロフ
【写真】ソユーズ4に乗り移った宇宙飛行士たち
  ソユーズ5号から4号に移乗が完了した2名の宇宙飛行士とソユーズ4号の船長 photo by gettyimages

一方、宇宙船のドッキングは、宇宙ステーションへ飛行士や物資を送る際にも欠かせない、非常に重要な技術です。この実験をアメリカに先んじて成功させたソ連は、世界初の宇宙ステーション「サリュート」を2年後の1971年に打ち上げることになります。

ソユーズは、登場から40年以上経た21世紀でも、国際宇宙ステーション (ISS) へアクセスする唯一の有人往復宇宙船として現役で使用され、宇宙ステーションからの緊急時の脱出・帰還用としての役目も担っています。

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