孫正義は本気だ
同社の経営がファンド化するにつれて、その企業価値の算定が難しくなっているということが背景。さらに、通信以外に多岐にわたる事業を展開していることで、マーケットで言われる「コングロマリットディスカウント」が働き、同社の株価が抑えられている側面は否めない。
「孫氏からすれば株価を『適正』に評価してもらいたいという思いが強い」(前出・アナリスト)
今後もそのための株主還元策が期待できるとすれば、同社の株価にはそれがまた好材料となるというわけだ。
V字回復
そんなソフトバンクグループと同じく、今週の『Phantom株価予報AIエンジン』が上昇相場を予想するのが日清食品ホールディングス(2897)である。
前出・藤本氏が言う。
「日清食品ホールディングスは、国内シェア5割以上のインスタントラーメンのガリバー企業。5月9日に本決算発表して、前期大幅減益も今期はV字回復を見込んでいることがわかりました。6月からはカップラーメンの値上げも予定しており、収益改善が期待ができそうです」