45歳のとき、85kgあった桃田ぶーこさん。あまりにも太ったことで、今までに感じたことのない不調が現れ“このままでは死ぬ”と、45歳でようやくダイエットを決意。半年でマイナス20kgの減量に成功したダイエットの日々がになりました。そんな桃田さんが「ダイエットを始めて一番大変だったこと」と語る、長年の間に自分で作り上げた「デブ脳」との戦いの日々とは!?

家族を送り出した後、お菓子が入った段ボールに直行

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ゆる糖質制限ダイエットをする前は、毎日、朝ごはんの後、夫や子どもが出かけて一人になると、まず朝食の残りを軽やかに口の中に放り込み、そしてお菓子が大量に入っている段ボール箱へ向かい、その日の気分でお菓子を選んで食べながら家事をするのが日課でした。

そんなふうに寝る時間以外は何かしら口に入れていたので、〝空腹〟ってどんな感じかわからなかったし、〝小腹が空いた〟っていう感覚もなく常に食べ続けていました。

しかし、ゆる糖質制限ダイエットを始めた最初の1ヵ月間、私はお菓子、菓子パン、炭酸飲料などを「超悪者」と思うことにし、すべてやめました。

とにかく1ヵ月間、〝間食〟〝甘いもの〟をやめれば、糖質祭り状態だった私の脳も、「祭りは終わりか? わしも少し休むべ」ってなるのではないかと考えたのです。

 

よく糖質制限ダイエットについて、「糖質はある程度は体に必要で、抜きすぎるとリバウンドする」という人もいます。確かに極端な制限はよくないですが、米、肉、魚、野菜などからは糖質をとってよくても、お菓子や炭酸飲料、菓子パンなど甘いものの糖質はデブはとる必要がない。特に私は、「甘い間食は超悪者!」と思うくらいの強い気持ちがないと、変われないと思ったのです。