2019.08.27

魔裟斗、原辰徳、田中泯…「カッコいい」のは誰か、編集部員が大激論

あなたはジョン派?ポール派?
現代新書編集部 プロフィール

逆境でも腐らなかった原辰徳

ヨネ:スポーツ選手だと、●●年の××のプレーが一番カッコいい、という場面性が効いてますよね。次はマルさんお願いします。

マル:僕はね……原辰徳なんですよ。

一同:「確かに!」「そうきたか!」「えー、原辰徳?」「う~ん……」

マル:人によっては、これ以上言わなくとも伝わると思うんですけど、彼は東海大相模から1980年のドラフト1位で、巨人に入団しました。長嶋茂雄は、彼が入るととても喜んで、「もう自分の後継者は原しかいない」「背番号3番を譲ってもいい」とまで言うほど。

それで入って早々に初ヒットも初ホームランを打ったし、その後も打点王や最多勝利打点のタイトルも取ったりしつつ、通算本塁打は380本ほど。僕が物心ついたとき巨人の四番と言ったら原でした。

ただ、彼の場合、チャンスでなかなか打てないというイメージが強くって。実は僕、「原の下敷き」を持っていたんですけど……

マサ:「下敷き」という単語を久しぶりに聞きました。

マル:期待の割にチャンスで打てなかったから、みんなの前でその下敷きを使うのが恥ずかしかった(笑)。

それはともかく、王・長嶋がいなくなった後、苦戦する巨人を支えてきたんだけれども、怪我で活躍できなくなって、かつては後継者に指名するほど絶賛していたはずの長嶋が監督として復帰し、落合が中日から移籍してきたあたりから、彼の人生は変わっていくんですよ。

ヒロシ:たしか津田のストレートで骨折したんだネ。

マル:その怪我が、彼の選手生命を奪った最大の原因だと思うんです。あれで活躍できなくなって、仕方がないけれど、戻ってきた長嶋の仕打ちがけっこうひどかった。満塁のチャンスを迎えたとき、原に代打を送ったり、怪我から復帰してきたのに七番スタメンにしたりだとか。一番ひどいと思ったのは、原の代打に長嶋一茂を起用したこと。

イッツー:最終的に、代打要員とか守備固めに〝格下げ〟されてましたよね。

マル:そうそう。でも、それにもかかわらず、腐ることなく黙々と与えられた仕事に取り組み、引退試合の広島戦では紀藤真琴相手にホームランを打って、自らの最後を飾った。

そのとき、たまたま友だちとテレビを観ていて、鳥肌が立った。期待されて数字も残した選手だけど、挫折し、長嶋の仕打ちにも耐えて、最後の最後、引退試合でホームランを打つなんて、原辰徳、なんだかカッコいいぞ、と。

 

その後に応援していた松井秀喜ほど、僕は原辰徳のことが好きではないけど(笑)、でもさっきマサ君が「その瞬間カッコよければいいじゃん」と言ってたし、少なくとも現役最晩年の原辰徳は間違いなく、僕にとってカッコよかった、以上です。

(一同、拍手)

脱いでも「カッコいい」か?

ヨネ:リュウさんはどなたなんですか?

リュウ:まず講談社内で誰かなと考えたらね、誰もいなかった(笑)。そこで音楽方面で言えば、ビートルズならジョン・レノンじゃなくてポール・マッカートニー、邦楽なら桑田佳祐よりも忌野清志郎奥田民生だなって。その基準は何だと思って考えても、なかなか答えが出ない。

The BeatlesのPaul Mccartney(photo by gettyimages)

それで、ネットのとある連載記事を見てピンときたのが、「脱いでもカッコいい人」。それは人によって違うと思う。音楽だったら、YOSHIKIは最初から裸の時点でダメ。忌野清志郎は脱いでもOKだと思うんだ。でも矢沢永吉とかはいくら裸でも好きじゃない。人によって基準が違うな。原辰徳も……まあ大丈夫だな(笑)。

ヨネ:まさかのハダカ基準が来ました。脱いでもすごい……さすが元FRIDAY編集長

ハジメ:リュウさんはポール・マッカートニー派なんですか。やっぱりリュウさんとはわかり合えないな……(笑)。僕は断然ジョン・レノン派だから。

ヒロシ:小規模な紛争が始まりましたネ。

リュウ:ジョン・レノンも確かにカッコいいよね。

ハジメ:メロディーメーカーとしてはマッカートニーかもしれませんけど、やっぱりレノンでしょう。

リュウ:いや、70歳越えても一所懸命東京へ来て、「ハロー、東京」とか言ってるのはすごいカッコいい。俺ジョン・レノンの裸は見たくないけど、ポール・マッカートニーは見られる。

ハジメ:ハダカの話に持っていかれると、俺は勝てないな(笑)。

リュウ:じゃあ、多数決取ります! ジョン・レノンとポール・マッカートニー、どっちが好きか。ポール・マッカートニーの人!……3人。ジョン・レノンの人!

マサ:ジョン派が圧倒的に多い!

ハジメ:やっぱり俺たちジョン派こそが、カッコいいんじゃないの(笑)。

(文中一部敬称略)

後編「遊んでばかりいる天才、空気を読まない人は「カッコいい」か否か」へ続く!

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