2019.08.29
# 飲食

「酒を飲まない人」をバカにする人たちは「大きな勘違い」をしている

投資家が考えたこと
藤野 英人 プロフィール

タバコで起きたこと

下戸といってもいろいろで、意見は1つではないのです。

たとえばお酒の味が好きな下戸向けにはノンアルコールビールやノンアルコール梅酒は喜ばれるかもしれませんが、お酒が嫌いな下戸の人はノンアルコールビールを飲みたいとは思わないでしょう。「アルコールの代わり」ではなく、もっと視野を広げて開発していくことが、ノンアルコール市場の拡大につながるのではないかと思います。

私は、これまで無視され続けてきた下戸市場を開拓すれば、飲食業界が1〜2%程度は成長できる可能性があると見ています。

 

かつては大人がタバコを吸うのはごく当たり前の光景で、電車の中やオフィスの中にまで灰皿が置かれているのが当たり前だった時代もありました。

しかし今では社会の前提が変わり、タバコを吸える場所もめっきり少なくなっています。今後はアルコールに同様の変化が起きることも考えられるでしょう。

ゲコノミストの間では、下戸であることが前提なのでお酒を飲む人を「ノン下戸の人たちは……」と呼んだりすることもあるのですが、こうした小さな動きも社会の変化を示しているのかもしれません。

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