グレタ・トゥーンベリさん「怒りのスピーチ」を批判するすべての人へ

「普通」ではないと笑っていいのか…
原田 隆之 プロフィール

大人げない大人の言動を痛烈に批判

グレタさんを批判する大人たちに対してオーストラリアのテレビ局が「グレタ・トゥーンベリ・ヘルプライン」なるコント動画をネット上にアップした。そこでは、グレタさんを批判する人々が電話相談をするという設定で、彼らの言動を痛快に揶揄している。

たとえば、グレタさんを批判する電話をかけてきた相手に対して、ヘルプラインの職員が「あなたのツイッターのアイコンは卵ではないですか?」と答えている。

ツイッターのアイコンが卵だということは、匿名のアカウントである可能性が高いため、それを皮肉っているわけだ。

また、「何かをすることより、何かしている人を批判するほうがよっぽど簡単」「子どもが大人っぽく振舞ったとき、大人が子どもっぽく振舞う」と述べて、大人げない大人の言動を痛烈に批判している。

 

このように、グレタさんのスピーチに対して、良くも悪くも世界中の大人たちが、何らかの影響を受けたということがわかる。

彼女のスピーチに対して、賛同であれ反対であれ、心を揺さぶられたのであれば、それを契機にそれぞれの立場で大人も子どもも気候変動に対して、議論したり真面目に考えてみたりするのはいいことだ。そして、それが何らかの意識改革や行動の変化につながるならば、ますますいいことだ。

彼女のこれまでの言動は、中途半端な英語の記者会見で、中身がないにもかかわらず、軽薄な発言をしただけのどこかの大臣よりははるかに意味があるし、影響力がある。言葉だけでなく、熱情と行動が伴っているからだ。そしてそれは、セクシーかどうかは知らないが、とてもクールであることは間違いない。

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