余ったお金がさらに集まる「富の一極集中」が先進国を疲弊させている

戦後75年で進んだ階層の固定化が
大原 浩 プロフィール

かつては戦争でガラガラポンが起こったが

戦後75年。日本だけではなく、世界中で「自由主義競争」の結果による身分の固定化が進んでいる。

第2次世界大戦で「ガラガラポン」が起こり、多くの人々が「比較的平等」(欧州では今でも身分制度が色濃く残っているが……)なスタートを切ったことが、戦後の経済発展の原動力だ。

 

しかし、何世代にもわたる競争の結果が積み重なり、「スタートラインの不平等化」が著しくなった。

もちろん、それらに対する対策は一応行われてきたが、傷口に絆創膏を貼る程度のものにしか過ぎなかった。そのような「つぎはぎだらけの経済・社会」は、今まさに抜本的改革が必要かもしれない。

もちろん、資本主義、自由主義の世界で才覚・能力のある人間が成功するのを妨げるべきではないが、アダム・スミスが述べるように、カルテルや既得権益などの「自由競争を阻害する要因」は、意図的に打破しなければならず、厚い中間層を維持することによって、「健全な競争」環境を取り戻すべきなのだ。

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