早稲田は「社学」と「教育学部」が台頭!
ではまず、早稲田大学の学部ブランド序列から。最強学部は3つ。政治経済学部、法学部、社会科学部。
注目すべきは、偏差値では底辺に位置する学部が、大学全体のブランディングに貢献するなど意外な結果となったことだ。これによって、偏差値や予備校のデータからは知り得ない意外な早稲田の強さが判明した。
早稲田大の看板学部といえば、偏差値で見れば政治経済、法、理工、文学部である。面白いのは、そこに社会科学部が並び、大学全体のブランドを牽引していることだ。
30歳代以上の人ならば、社学といえば、元・夜間学部だったこともあり、ブランド力は低いイメージがあるかもしれない。しかし2009年に昼間学部に変更になり、10年間でブランド力は上昇。現在は政経と並ぶブランド学部となった。
これら学部の検索語を調べると、過去問題などの入試対策目的の言葉が多く並び、第一志望者が多いことがわかる。世間の評判などで地位が変わりにくいポジションで、いわば“最強学部”といえる。
なお、同大内の地位は低めの教育学部であるが、“最強学部”のポジションに入りそうな勢いとなっていることにも注目されたい。社学とともに、近年急速に地位を上げた“大出世学部”になりそうだ。