必要な時に必要な人を雇う
このように、これからの時代は、プロジェクトベースで仕事をすることが当たり前になると言えるでしょう。
そうすると、企業内部の人材は既存事業には詳しいが、新しい試みにおいては、いままでの事業の知識が逆に足かせになることもあるのではないでしょうか。
過去事例や経験に囚われ過ぎて、新しいことにチャレンジ出来なかったり、新領域の知識がないので、一から取得しないといけなかったりという状況が起きます。
「新規事業を検討したいが、自分たちではどうしていいか分からないから教えてほしい」という案件がどんどん増えてきています。
フリーランスにこだわっているわけではないにしろ、外部の知見のある人に参画してもらい、その知識や経験を生かして早く立ち上げる、新しいことに挑戦する、というニーズがどんどん伸びてきていると実感しています。
特に大手企業の場合は、専門領域で高スキルを持った人材の採用がかなり難しいと考えます。
スタートアップ企業は、どこかで経験を積んだ人が集まっていることが多く、経験や知識のバリエーションがあるため、新しいことを実現しやすいと言えます。
しかし、大手の伝統的な企業の場合、基本的には新卒で採用された人で構成されるため、会社の既にあるビジネスに寄与する形での業務になります。
そうすると、いつ使うかわからない知識を教え込むのはいかがなものか、となるし、社員側も既存のビジネスを見て志願していることを考えると、離職も心配になります。
外部人材の登用は、オンデマンドのイメージに近いかもしれません。
必要なときに必要なスキルを持った人を雇おう、という注文対応の考え方がこれからのビジネスには不可欠ではないでしょうか。