荒唐無稽R18映画と思いきや…
大人計画の松尾スズキさんが初めて監督・脚本・主演の3役をつとめる映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』が公開となった。これは、脚本家である海馬五郎が、妻である元女優の綾子が浮気をしていると疑い、妻に復讐をするという話だ。コンテンポラリーダンサーへの熱い思いを綴っている妻のSNSを発見し、浮気に怒り狂うのもすごければ、その復讐方法が、「綾子が『いいね!』をもらった108の数だけ女性とセックスをする、そのために、離婚した場合に財産分与として取られると思われる1000万円を使い果たす」というすごさ。


復讐方法を見ればお分かりの通り、映画には裸とセックスシーンは満載で、脚本を読んで妻役の中山美穂さんも一瞬不安になったというR18指定の映画である。が、荒唐無稽な設定に思えるけれど、夫婦や結婚、恋愛、そして性の悩みについても「あるある」「わかるわかる」が満載。各界からも試写を見て絶賛の声が集まっている。
たとえば俳優の田中圭さんは、
「愛とSEXをテーマにした傑作コメディでした。とにかく台詞が面白い。爆笑していたらあっという間に映画が終わってしまいました」
佐藤二朗さんは、
「断言する。松尾スズキは、人類史上、稀にみる、いや稀にさえみない、孤高の、唯一無二のバケモノだ」
映画監督の白石和彌さんは、
「煩悩全部乗せのエンターテインメントに笑い転げて泣き腫らして終いには魂を解放された。煩悩こそ生きていく活力だ! 今年一番の面白い映画です!」
それくらい結婚とセックスと人生について笑いと涙と共感で描いた映画なのだ。
10月17日には、松尾スズキさんを囲み、FRaUとmi-mollet読者限定で108人の女性を集めた試写会が開催された。
応募の際に松尾さんへの「恋愛・人生についてのお悩み」を募集したところ、来るわ来るわ、400以上もの「お悩み」が編集部に寄せられた。
そこで、厳選した4つのお悩みを、松尾さんご本人にお答えいただこう。
