いきなりだが、アラフィフ編集長が30歳直前で結婚した直後、人生で初めて複数の既婚者から同時期に口説かれまくったことがあるという。結婚した女だと、『自分と結婚しなくていい安心感』で男が寄ってくることもあるのだなあというエピソードだ。

そんなエピソードを凌駕するような体験談をもっていたのが、編集部のC子である。

C子の現状を救うべく登場いただいたのがネームリーディングで人気のマダムミハエルさん。ミハエルさんの「占い方法」はかなり特殊で、紙に自分の名前と、占いたい人やできごとを書く「だけ」。生年月日も聞かず、その紙から「リーディング」をしていくのだ。FRaUWebの「なまえ占い」でも「その日」をリーディングし、毎日をよりハッピーにすごすためのヒントを伝えてくれている。

編集部員が実体験してミハエルさんに信頼を置くことができなければ、その人の占いを読者の方に提供することはできなかろうということから始まった本企画、今回はなかなかディープなことに……。ちなみに、C子はそれまでのA子とB子の体験談も含め、すでにミハエルさんに心を開いてこの日に挑んでいる。リーディングはカウンセリングのようなものでもあるのだ。ではC子さん自らに語っていただこう。

 

「結婚願望ナシ=不倫願望アリ」と捉えられ…

私は38歳独身で、結婚願望がない。いまの時代、私のような女性が増えていると聞くけれど、まだまだ少数派なようで、そのことを告げるたびに驚かれる。そして、男性陣の反応は主に2つ。「そんな強がり言っちゃって、一度はしておいたほうがいいよ」と諭してくるか、あとでこっそり<今度飲みませんか?>とお誘いメールを送ってくるか。後者は100%、既婚者だ。どうやら既婚男性の頭の中では、「結婚願望ナシ=不倫願望アリ」という図式になっているらしい。

恋愛市場において女性の価値は35歳から急降下するという。でも、不倫市場における価値はむしろ上がるのでは? と思うほど、35を超えたあたりから既婚男性のお誘いが増え、今年のゴールデンウィークは10連休中に5人の既婚男性から「今夜妻がいないからうんぬん」というLINEとFacebookのメッセージがくるというミラクルがあった。ゴールデンウィークは「不倫の黄金週間」でもあることを知った。

気分はアイドル? いやいや、好意を寄せてくれるのはありがたいけどみなさん既婚者は嫌です Photo by iSotck

誰からも誘われないよりはマシだけど、人生最高のモテ期の相手がオール既婚者というのは、なんだかこの先の人生が思いやられる。そこで、ミハエルさんに聞いてみた。

「ここ数年、既婚者ばかりが誘ってくるんです。やっぱり、結婚願望がないって言わないほうがいいんですかね?」

紙に書かれた私の名前のまわりにペンでぐるぐる円を描きながら、ミハエルさんは即答した。

「ううん、そういうことじゃないの。既婚男性が狙う女性のタイプ、というのがあってね、あなたはそれにピッタリ当てはまってるわけ

ええ〜〜!?