年の瀬といえば、『大掃除』だ。新年を清々しい気持ちで迎えたいという心情なのか、1年溜まったホコリやゴミを一気にこの時期に片付けようと、みな必死になる。

こんなことを書いている私も、冷蔵庫の中に溜まった賞味期限切れのジャムの瓶だの、中途半端に入っているドレッシングや謎の乾物などを先週一気に捨てた。しかし、まだある。今週は使用済の紙資料やいらない書類、雑誌を整理しなくては……。首都直下地震のドラマを見たばかりで、いらない食器もどうにかしたい、なんて思っている。しかし、まだまったくの手付かずだ。

 

多くの自治体はゴミ回収量が増加するため「計画的に早めに大掃除をはじめて」と勧めているが、そうは言っても、12月は、仕事も忙しいし、忘年会にクリスマスとなんだかんだと忙しい。今この時期からだと、ゴミ出しのタイミングも限られてしまう。さらに、お正月は、ゴミの収集はお休みだ。出せなかったゴミといっしょに年越しは避けたいが……。

誰もが頭を悩ます年末年始のゴミ問題。どうすべきか……!? ということで、会ってきました! ぜひともお会いしたかった、お笑いコンビ「マシンガンズ」の滝沢秀一氏だ。7年前から芸人をしながら、正社員のゴミ清掃員としても働いている今話題のダブルワーカーだ。SNSでゴミのあるあるをつぶやいたところ、事務所の先輩の有吉弘行氏がリツイートしたことからバズり、漫画『ゴミ清掃員の日常』をはじめ、ゴミ関連の著書がベストセラーになっているのだ。

そんなゴミのプロともいえる滝沢氏に、年末年始、やりがちなゴミ出しの問題から、捨てるのに悩むあれこれをスッキリ、回収してもらうことにしよう!

滝沢秀一(たきざわ・しゅういち) 

1976年東京生まれ。東京成徳大学人文学部卒業。98年に西堀亮とお笑いコンビ「マシンガンズ」を結成。2012年、ゴミ収集会社に就職。ゴミのあるあるネタを呟いたTwitterで3200万人の観覧数で話題に。18年9月に『このゴミは収集できません』(白夜書房)、19年8月に『ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本』(太田出版)を刊行。小説の執筆も手がけ、『かごめかごめ』(双葉社)を上梓している。話題の漫画『ゴミ清掃員の日常』もベストセラーに。