大切なのは「コト」より「ヒト」
若い世代の消費行動はあきらかに「コト」よりも「ヒト」に起因している。
だからおいしい料理だとかお得なキャンペーンとかは意外と重要ではなく、集まるメンバー次第で消費するかしないかが決められている。つまり「ヒト消費」がビジネスの成功を左右しているという仮説です。
ホットペッパーグルメやぐるなびといったサイトが幹事さんを囲い込むことに力を入れている理由は、ひとつには客はヒトについてくるという考え方があるのですが、意外とそのことのほうが重要なのではないかという話です。
今回の記事ではこの問題提起まで書かせていただいて「だから飲食店経営はどうすればよいのか」については、いずれまた改めて論じてみたいと思います。
それにしても他の飲食店とまったく同じ生ビールやウーロン茶を提供し、つまみは近所のコンビニで買ったものを客が持ち込んでくるゴールデン街のバーが近隣の飲食店の中で一番混雑しているという事実を目にすると「重要なのはコトではなくヒトなんだな」ということはますます真理に見えてくるのですが、みなさんのお考えはどうでしょう?