自宅マンションのネット「セルフ売却」で、100万円以上トクした話

業者ナシでマンション売却体験記(1)

「いい業者を探す」戦法の限界

現在、日本国内には654万戸以上の分譲マンションがあるといわれる。

投資用のワンルームマンションなどを除けば、多くの購入者は永住を前提に手に入れたのだろうが、実際には家族構成の変化(出産・子の独立・離婚)、生活圏の変化(転勤・転職・子の進学)、あるいは経済事情の変化(住宅ローン圧縮の必要・相続の発生)など様々な理由で、自宅マンションの売却に直面する人は少なくない。

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また、いますぐ売却しなければならないほどの理由はないものの、2020年の東京五輪を控える現在、首都圏を中心に空前の新築マンション高騰が起きており、その余波は中古マンションの販売価格にも及んでいるので、あわよくばいい時期に売却したいと考えている人も少なくないはずだ。

マンション売却を考える際、売るからには当然1円でも高く売りたいというのが人情である。そのための知見をみなさんは持っているだろうか。

家は「一生に一度の買い物」などと言われる。家を売るのは人生初体験という人が多いはずだ。今の時代、家を高く売るためのノウハウくらい書籍やネットにあふれているだろう、と思っている方は、少し用心したほうがいい

 

ネットで不動産売却のノウハウを紹介しているサイトを見ると、おそらくアフィリエイトでつながっているからなのだろうが、出てくるのはネット一括査定を起点に「自宅を少しでも高く売ってくれる仲介業者をどう選ぶか」という話が中心だ。

しかし現実には、知識のない「迷える子羊」を導くふりをしながら、その陰で自分たちの儲けを優先する業者がけっこういる。いずれ詳しく理由を語ろうと思うが、取り急ぎ率直に申し上げておくと、その見極めは決して簡単ではない。

これは、諸事情あって2019年の春に首都圏の自宅マンションを売却した筆者自身の経験を踏まえて思うことだ。

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