なぜ若者は「政治」が嫌いなのか? その根本的理由がわかった

批判ばっかりで面白くない…
原田 曜平 プロフィール

自分の一票に価値はあるのか

原田 たしかに、消費増税が社会福祉に使われるという説明がそもそも本当じゃなかったと言われていますよね。高福祉社会を作るための増税なら賛成したかもしれないけど、大人が作った赤字を埋めるための増税、自民党の増税は嫌だったということですね。

D そうです。

原田 消費税というシングルイシューで、ノーを突きつけたと。では、Bさんが行った理由を聞きましょう。

B きっかけは、SNSで落合陽一さんや西野亮廣さんなどのいろんな著名人が、選挙に行くべきというつぶやきをしていたからです。実際に自公で3分の2以上の議席を獲った時を考えたら、すべてを委任してしまう状況になる。僕も政治に参加すべきだと考えたので、行きました。

原田 選挙に行ったのは初めて?

B そうです。初めての選挙でした。

 

原田 では、行ってよかったと思いますか?

B いままでは、選挙後の開票数とかは見ていなかったですけど、行った後は自民党が何議席とったとか、情報に敏感になりました。ただ、行ってよかったかというと……。結局自民党が勝っているのを見て、自分の一票にどこまで価値があるのかなとは思いました。

原田 ということは、自民党には入れなかったんですね。

B 僕は日本維新の会に投票しました。理由ははっきりしていて、マニフェストで教育無償化を謳っていたから。僕自身がいま奨学金を借りて私立大学に通っていますし、社会に出てお金を返していくと考えると、やっぱり教育無償化は大きな論点でした。

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原田 なるほど。教育無償化は、とくに若者にとって大きなイシューですよね。日本は大学生の半分が奨学金をもらっている。アメリカと比べると金額は少ないかもしれないけど、返済が必要な奨学金をもらっている人が増えている、先進国としては珍しい国。もっと怒ってもいいと思います。Eさんはどうですか?

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