昨年末、世界経済フォーラムの『ジェンダー・ギャップリポート』(2019年12月16日発表)で、日本は、世界153カ国中121位という過去最低の結果になった。つまりは、「さまざまな男女格差が大きい国である」ということだ。

世界経済フォーラムが発表している「ジェンダーギャップ指数ランキング」。6大州別にランキングがまとめられている子の表をみると、日本はアジア・オセアニアで18位、世界で121位というのがわかる 

この結果にあなたは何を感じただろうか?

 

世界が共通認識として進めるSDGsでも、ジェンダーは大きな柱になっているのにも関わらず、日本はその部分では、時代から取り残されてしまっている。

『ジェンダー・ギャップリポート』で4位だったスウェーデンに留学し、セクソロジーを学ぶ福田和子さんは、国際学会や会議に参加し、日本のジェンダーギャップの課題を肌で感じている。2020年、少しでもジェンダーギャップを埋めていくには、一体どうすればいいのか、福田さんとともに考えてみたい。

年末年始も留学先のスウェーデンで過ごした福田さん。今年も精力的に記事を配信する予定。 写真/福田和子