「売るに売れない土地」を相続したら…早期売却のためにすべきこと

放置すると大変なことに
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売却の流れを知っておく

これ以上、この二つの不動産を持っていても、毎年の固定資産税とアパートの維持管理費でお金は出て行く一方です。Cさんは「とにかく早く売却したい」と話していました。

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問題点 不動産を売却するための流れを知らなかった

今回のケースで問題だったのは、Cさんが不動産を売却するための知識を持っていなかったという点です。ご主人が亡くなり突然不動産オーナーになったということもあり、Cさんは自分が何をしたらいいのかわからず、相続登記すら行っていないという状況でした。

売却をお願いする不動産業者の選定にしても「不動産業者であればどこに頼んでも売却できるだろう」と考えて、不動産売買の専門家ではなく賃貸管理がメインの地元の不動産会社に依頼をしていました。早期に売却を進めたいのであれば、売却について手続きの流れをしっかりと説明できるような不動産売買のプロのアドバイスを求める方が適切だったと言えるでしょう。

 

また、Cさんは所有している土地はすぐに売れるだろうと考えていたことも問題でした。

広い木造家屋と赤字経営になっている築50年の鉄筋コンクリートのアパートが建っているこの土地は、不動産の専門家から見ると、実は非常に売却が難しい土地だと言えます。というのも、建物が古いためそのまま利用するのは難しく、購入したとしても建物を解体し更地にする必要があるからです。

建物が大きく、かつアパートは鉄筋コンクリート造なので、解体費はかなりの金額が想定されます。土地の価格だけでなく解体費用も考えて購入しなければならないので、買い手が限定されるような状況でした。そういった点を理解した不動産業者でなければ、おそらくこの土地を売ることは難しいと言えるでしょう。

もちろん依頼していた不動産業者にも独自の顧客のネットワークがあり、売却活動もしっかりされていたのかもしれません。しかし、2年間も動きがないことを考えると、Cさんはもっと早い段階で土地の売買を得意とする不動産業者に依頼するべきだったと言えます。

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