医学部入試の難しさは「高止まり」し続ける
空前の「医学部ブーム」と言われる状況は、もうすでに10年以上続いてきたが、医学部人気は一過性のものではないことが証明されつつある。

今年は、受験者数が減ったという情報も入ってきており、今後の受験者数はわずかに減る可能性もある。しかし、医学部の定員は今後、徐々に縮小されることが見込まれているため、入試倍率はそれほど変わらないだろう。
また、高齢化はいまだ続いており、高齢者の病気の多様化も進むことが予想されている。このような高齢者を中心とした医療ニーズは、ますます増えていくだろう。その世相に対応して、医学部への志願者が減ると予想することは困難だ。つまり、医学部入試の難度は、高止まりが続くと見てよいだろう。
このように難化して止まない医学部入試だが、それに勝つには、どうすればよいのか。
まずもって受験計画が重要だということを指摘しておきたい。
いつ、何の勉強を、どれくらい、どうやって、といった勉強計画と、目標に合わせた戦略を立てることではじめて、難関の医学部に短期で合格することが可能となる。以下、どのように計画をたてるべきかを考えてみよう。