まずは「英語と数学」から始める
次に問題となるのは、何から勉強を始めればいいのかだ。何からやればいいのかがわからなければ、計画を立てることもできない。

まず、英語、数学から始めるのが定石だ。これらは医学部入試の必須科目であり、習得に時間と労力がかかる。
英語は、基礎が出来ていなければ、十分な量の英文を読むこともできない。基礎的なボキャブラリーがないと、辞書等で単語を調べる時間がかかりすぎて、効率が悪すぎる。
また、数学も同様で、教科書レベルの定理・公理や証明を理解し、章末問題レベルをマスターしていないと、問題演習すらできない。英数の基礎知識を先に固めるのが合格の鉄則である。
ただし、近年は、医学部入試における理科も範囲が広がり、難度が増してきたので、後回しにもできなくなっている。
とくに化学、生物には時間がかかるから要注意だ。
そこで、理科については、まず1科目、できれば化学から始めて、なるべく早期に範囲学習を1周することをお勧めする。