FRaU Webでフリーアナウンサー中村仁美さんが連載している「騒がしくも愛おしい毎日」(毎月1回・第1水曜日更新)。さまぁ~ずの大竹一樹さんとの結婚後、母として、妻として、そして一人の女性として、感じたこと、考えたことを、中村仁美さんならではの目線で綴っています。

今回のテーマは「結婚することの意味」について。時に夫とぶつかりながら、ここまで3児の子育てに奮闘し駆け抜けてきた中村さんご夫婦も、今年の3月で結婚10周年。なぜ大竹さんと結婚したのか? なぜ人は結婚するのか?など、これまでのことを振り返りながら、大竹さんと結婚したからこそ見えた「新たな夢」について思いを綴っていただきました。

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夫の“うっかり”に愕然……

感染症拡大防止のため、子供たちが朝からずっと家にいます。
休暇ではないので、どこかに連れだして楽しい時間を、というわけにもいかず、とりあえず部屋の大掃除をさせたり、料理を一緒にしたりして、どうにか時が過ぎるのを待つしかありません。

息子達とマスクを手作り。「手作りマスクで感染症防げるの?」と夫の心ない一言にもめげなくなりました。 写真提供/中村仁美

実は先月も、寒暖差の影響からか子供たちが次々と体調を崩し、月の半分以上は家で誰かが寝込んでいました。一度に3人、ではなく時間差で1人1人ダウンしていき、さらに治りかけに違う病気を併発したりで、何度病院と薬局を行き来したことか……。

次男にいたっては発病したのが祝日だったため、もう大変!
最近、土日診療は増えているものの、祝日はほとんどのところが休診。
総合病院に救急で行くほどでもないけれど、翌日に先延ばしし悪化してまた他の兄弟にうつるかもしれないし……。

 

朝、「いつも診てもらっている近所のクリニックがやっているとHPに出ているから、行って診てもらった方がいい!」という言葉だけを残し夫が仕事に行ってしまったので、長男を習い事に送り出し、三男をベビーカーに押し込みバタバタと次男の手をひき病院へ向かうと、まさかの「本日休診」

ギョッとして、その場でHPを確認すると、しっかり“休診”と書かれているではありませんか。昔から活字を読むのが苦手な夫。何をどう読んで、やっている、と思ったのか。