税金が驚くほどムダに…大震災から9年、「復興予算流用問題」を問う

なぜ復興予算は復興以外に使われたのか
福場 ひとみ プロフィール

「復興予算の流用問題」とは

私がいわゆる「復興予算の流用問題」に気づいたのは2012年の夏。復興2年目に、特別会計予算を見たのがきっかけだった。

ネットで見つけた予算書を開いてみると、ほとんどが被災地ではない事業の羅列。霞が関の担当者を取材しても「復興基本方針に書かれているのだから、全く問題ない」「なんで疑問に思うのか、不思議だ」などとスルーされていた。

だが、何度か書いた記事の内容を国会で質問に取り上げてもらったりしたことで、結果的に国民の目に留まり「流用問題」として、結果的に一部(といってもたったの2%だけ)の予算執行が停止となった。

〔PHOTO〕gettyimages

当時の経緯については、現代ビジネスでも長谷川幸洋氏が何度も取り上げてくださったので、覚えている方もいるかもしれない。

 

「沖縄、北海道など全国の道路改修・新設」「南極でのシーシェパード対策費」「クールジャパンの推進」「検察運営費」「荒川税務署の改修」「東京スカイツリー開業プレイベント」「航空機購入費」「米国での戦闘機訓練費」「ODA」「小型衛星局」……数え上げればきりがない。

いずれも予算名には「復興道路」など、もっともらしい名前が冠につけられていたりする。聞いてみると「普通の道路です。道路のないところに道路ができると、防災に役立つでしょ」などといった、雑なものだった。

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