関関同立で突出している「同志社大」
関関同立で入試難度も検索も突出しているのが京都市にある同志社大である。
その同志社大の最強学部は4つ。法学部、商学部、理工学部、経済学部である。
検索数、検索される語数では、関関同立トップで、その他3大学よりも頭一つ抜けている。検索されている言葉を見てみると、学部の卒業生はもちろん、同窓会の強さ、新島襄などの創設者、大学の歴史などが調べられている。他の3大学と比べ、偏差値以外のことも幅広く認知されていることが明白だ。
データサイエンスやAIが人気
注目なのは、文化情報学部の上昇である。データサイエンスやAIなど注目される分野が学べることが理由であるが、それとともに、理工学部、生命医科学部などと一緒に検索され、理系学部が充実した京田辺キャンパスで学べることも大きいようだ。
さらに、データサイエンスやAIが強いとされる学部の海外協定校についても多く検索され、入学後の学びの可能性の期待値が高いことが理由ある。
一方で、近年、伝統学部である英文学科を有する文学部のブランド力は低下している。同志社大は英学校が前身であり、文学部は名門学部である。
理由は2つ。過去、文学部から社会学部、心理学部を独立させたこと、さらにグローバル系学部を2学部新設させたことだ。このため、それらの学部に急速に興味・関心が向かい、逆に文学部のブランド力が下がったのだと考えられる。
とはいえ、同志社大は、他の3大学と比べ、下位学部が少なく、検索される数、言葉の種類も最多である。西の私大ではダントツのトップといえよう。
さらに今後、前述した文化情報学部の他に、グローバル地域文化学部、政策学部など最強学部となりそうな学部も多く、関関同立では独走状態が続きそうだ。