2020.04.18
# ニュージーランド

ニュージーランドのコロナ対策が「世界中から絶賛されている」ワケ

政府を信頼する市民はなんと「88%」
クローディアー 真理 プロフィール

また「出入国管理」も重要だ。段階を追って厳しくなっており、3月19日以降、例外を除き、居住者のみしか入国できなくなっている。同月26日からは入国時に症状がある人に対し、検査を行い、14日間の自己隔離の計画が立たない人はホテルなどの宿泊施設(アコモデーション)で、計画が立つ人はそこで過ごすように指導されている。4月11日からは入国者すべてに検査が課せられ、テスト結果に関係なく、14日間の自己隔離を行わなくてはならなくなった。

 

ソフト面を決してないがしろにしない

アーダーン首相と、新型コロナウイルスに対するニュージーランドの対応は、国民の支持を得ているだけでなく、海外メディアからも高く評価されている。根絶という高い目標に到達するための手法もさることながら、首相自らが国民が抱く不安感をくみ取り、慰め、意思疎通を図り、共に歩むというソフト面を決してないがしろにしない点は、ほかの国ではあまり見られないのではないだろうか。

4月7日の会見で、首相は「まだ予断を許さないが」と前置きした上で、「折り返し地点を曲がりつつある」とコメント。検査を受ける人数は増えているが、感染が確認される人の人数は減っていっているというのだ。これを聞き、人々は息をのんだ。国が少しずつ良い方向に進んでいくのを、自分が下支えしたという誇らしい気持ちが各人に生まれた。アーダーン首相は国民にお礼を述べ、皆の功績を讃えた。根絶までの長い道のりを、政府と国民の二人三脚でこれからも進んでいく。

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