まだ学校に行かせたくない選択肢も認める

オランダの小学校のクラスの平均人数は23人(2018年の政府データ)なので、一日に登校してくるのは11~12人程度ということになる。

更に登下校時に利用する入り口も、正面玄関/非常口を学年によって分けて使うよう学校から指示が出た。今までは保護者も登校時に教室まで入って先生と談笑できたが、今後は保護者は校舎に入ることができなくなった。12歳以下の生徒のソーシャルディスタンス(1.5メートルの距離を置く)は4月21日の発表で撤回されたが、教師や職員、保護者の間では距離を保つ必要があるからだ。やはりすべてが以前と同じようにはいかない。

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ちなみに中等教育学校は、6月2日(火)の再開を予定している。一足早く再開する小学校の状況や、それまでの間の感染状況次第では、変更もあるという。

小学校の保護者や教師の間には、「学校再開は拙速なのでは」という声も上がっている。世論調査によると、オランダの保護者の約3割が子供を登校させないことを検討しているのだという。オランダでは平素、子供を学校に行かせない親には罰金が科される。けれどオランダの下院は、親がコロナウイルスを恐れて(5月11日の開校後)子供たちに学校を休ませても、当面は罰金を科さないことを満場一致で可決した。

この小学校再開が、吉と出るのか凶とでるのか、まだ分からない。けれど、オランダには遠隔学習(自宅学習)の経験が残った。様々な団体から寄付されたラップトップも、泡と消えることはない。仮に学校再開後に状況が悪化したなら、すぐに再び休校措置を取って欲しいと、いち保護者として願っている。

オールオアナッシングなのではない。出来ることをできるだけ迅速に始め、調整し、直しながらよい形を模索する。今はそれが必要な時だ (c) Kim Veldema