2020.05.14
# 新型コロナウイルス

中国アリババ、ファーウェイの「コロナ対策」が国家を超えていた…!

中国発「コロナ・テック」のヤバい実態
田中 道昭 プロフィール

保険会社の「中国平安保険」も新型コロナウイルスを検診するスマート画像読取りシステムをリリース、1500以上の医療機関にサービス提供し、5000名以上の新型コロナウイルス患者が無償でこのサービスを利用したとされている。

検査システムはコロナ過が始まって以来、中国ではデジタル技術を駆使して一気に飛躍させてしまった。

中国企業は続々と「コロナテック」を開発している photo/gettyimages

アプリの「個人情報」を徹底活用

厳戒体制下では公安警察までもがドローンを飛ばし、外出している人の集団を見つけては警告を発する状態だった。駅や空港、オフィスビルでは無接触体温測定を可能として、中国全土への人の移動もリアルタイムで追跡できる。

上海などでは、ロックダウンが解除された際、電車内での感染拡大を防ぐために地下鉄を予約制にした。予約客はスマホでQRコードを見せて、改札を通る。これは駅や電車に人があふれることを防ぐ措置だが、ほぼ全員がスマホを利用する中国だからこそ、この合理的なラッシュ回避策が可能ということを示している。デジタルインフラが進んでいる中国の真骨頂と言えるだろう。

地下鉄の入り口でQRコードを読み取る女性 photo/gettyimages
 

また、オフィスビルによっては、入館の際に「健康証明」が求められるようになった。

ここでは、その人の感染リスクを緑、黄、赤の3段階で表示する、というアプリが活用されている。感染リスクの判断には、アプリを通じて収集された移動履歴や家族関係などのデータが使われている。ここでも、中国式デジタル資本主義のインフラが大きな威力を発揮している。

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