「マイデザイン」と企業の親和性
もはや『あつまれ どうぶつの森』はただの人気ゲームではなく、世界的なブームになっているといえるだろう。しかしブームになっている作品とはいえ、なぜ海外企業が同作品に目をつけているのだろうか。
以前の記事でも書いたように、『あつまれ どうぶつの森』は通常のゲームとは性質がだいぶ異なる。ざっくりいえば無人島で気ままにスローライフを楽しむ内容で、プレイヤーはそこから自分の好きなもの、したいことを探す。
服や帽子など、ファッション類もたくさん用意されている。店に並ぶアイテムは毎日日替わりで、なかには特別な機会でしか手に入れられないものも。さらに「マイデザイン」という機能を使うことにより、オリジナルの絵や服のデザインを作って共有できる。

元々『あつまれ どうぶつの森』を遊ぶプレイヤーはたくさんいるので、プリンなどの食べ物をモチーフにした帽子、アイドルの衣装を再現した服、オリジナルの絵のデザインなどさまざまなものがインターネット上にあふれている。そこへ、マークジェイコブスやヴァレンティノといった有名ブランドもこの機能を使って参加したというわけだ。
また、本作では家具を手に入れたら自由に飾り付けることができる。家の中に椅子や机を置いたり絵を飾るのはもちろん、島の外にもいろいろなものを置ける。こうしたインテリアデザインも楽しみのうちだろう。